この記事は以下のような方に向けて書いてます。
●「営業職って、嘘でもつかないと売上があがらないのかな?」と悩んでいる方。
●「お客様(取引先)の信頼を獲得したいな」と思っている方。
「あの営業マンは嘘が上手」
と、「お客様から誉め言葉を言われるくらいの営業マンになりな」
ということを、先輩に教わったことがあります。
目次
嘘つきはダメだけど嘘も方便でうまくゆく理由
物事をうまく運ぶための「嘘も方便」ができると信用も得られて売上もあがるのです。
なんでもかんでも正直に話すのは、お客様との信頼関係を崩す原因になります。そのため「嘘も方便」をつかうことをおすすめします。
今回の記事は、営業マンがつかう「嘘」についてお伝えします。人に迷惑をかけたりイヤな気持ちにさせる嘘はダメですが、時には必要な嘘もあるので使いわけることが営業マンとしての上級テクニックです。
そもそも「嘘も方便」とは・・
時には必要なときもある嘘のこと。相手を気遣ったりその場を上手にのり切ることで使われるのが「嘘も方便」です。
時には必要な嘘のシチュエーション
ライバル会社がいっていた悪口は嘘でなしにしましょう。
悪口は、めぐりめぐって自分に帰ってきます。
お客様にとってライバル会社の話は気になります。たとえライバル会社の方が悪口を言っていたとしても聞かなかった事にしてください。そしてその話は
担当している、ほかの会社に伝えないようにしましょう。
なぜなら
・悪口が担当エリア内で循環し、自分の信用がなくなる。
からです。
営業をしていると担当エリアにお客様が増えます。エリア内は近い距離なので、あなたが伝えた悪口はすぐひろまります。
結果「あの営業マンは悪口ばかり言っている」とひろまり信用が無くなりますので。
商談や雑談中、ライバル会社の嫌味を聞いたりするかと思いますが、そのような会話にはのっからないよう注意してください。
怒ったとしても、怒ってないと嘘をつきましょう。
お客様に怒っても良いことなんて無いです。
怒らず、その場の雰囲気とお客様との時間を大切にしましょう。
感情まかせに怒ったりすると信用を失い、今後の営業活動が不利になります。ぐっと堪えて「やだなぁ怒ってないですよ、はははは」なんて、嘘をつきましょう。
「アンガーマネジメント」という心理トレーニング法
もし、やばい!怒りそうだ!と思ったらすぐ話題を変えるなりして6秒堪えてみましょう。
これは「アンガーマネジメント」という心理トレーニング法で、6秒待つことで怒りが静まります。怒りの発生後は、理性が出てくるのに6秒という時間差があるからです。
6秒、ちょっと長い気もしますがあの時怒らなくてよかった、と感じるはずです。
笑い話のときは、少しの嘘も必要です。
笑い話の嘘はエッセンス。
その場のノリやお客様に楽しんでもらうため、ちょっとの嘘はOK。パフォーマンスです。
お客様とお話しする時間は貴重です。ぜったい楽しい時間にしたほうが良いです。
「嘘」も混ぜて信頼を獲得する先輩の話
「20%の嘘で楽しませる」という信頼獲得のテクニック。
ここからは私の先輩の話になります。
先輩はこんな人
・お客様に人気で話し上手。
・社内で売上トップクラス。
人気の秘密は「信頼をかさねてきた」ということがわかりました。
喜ばすための努力「ネタ収集」をしている
先輩は「話のオチ」を考えたり、ネタ収集をかかしません。「身近の面白い人」や「昔の経験談」ですが、たくさんの話をもっていておどろきます。
ある日
先輩にきいてみた
「その話しは本当なんですか?」
「嘘でネタはつくってませんか?」
と聞いた事がありますが自ら収集した話とのこと。どんなことでも「話のネタにならないか?」という切り口で収集の努力をしているようでした。
「80%は実話、あと20%は盛ってる」とのこと。
20%は嘘で、この嘘で楽しませて次の約束につなるテクニックとのことです。
ポイント
・「嘘が上手、楽しいからまた来てほしい。」
・「またこの営業さんとお話しがしたいな」
と思ってもらうため20%の嘘をつくとのことでした。
嘘をつく条件
いちおう先輩の中でも嘘の決めごとがあるそうで
ポイント
「人を馬鹿にしたり迷惑をかける嘘はつかない」
とのことです。
「迷惑な嘘は信用がなくなる」とのことです。将来的にお客様との関係は続かないと言うことです。
しかも「嘘をつかない営業をする」のは楽なのです。信頼関係もきずけます。
先輩の教えをまもり嘘はつかない営業マンでよかったと感じてます。