この記事は以下のような方に向けて書いてます。
転職を考えている30代~40代男性で
・自己分析の仕方がわからない。
・このまま会社にいてよいか、悩んでいる
・自分は何が得意なのか見つからない
といった悩みがある。そのような方に向けた内容になってます。
これら「悩み」の解決策として今回の本はおすすめ!と感じたので、本書より一部抜粋して書いてます。
目次
転職を学び、準備する。
転職の仕方や自己分析の方法って知ってますか?学校では教わらない内容ですよね。
私も何気なく転職してきましたが年齢を重ねると採用基準のレベルが上がり苦労します。しかも現在はコロナ禍。転職市場は冷え込み困難な状況です。
こんな時こそ改めて転職を学び、準備をするときなのではないか、そう感じ本書を取りました。
「「いつでも転職できる」を武器にする」が転職準備にオススメ。
著者は松本利明さんという世界的な人材コンサルタント。
600社以上、5万人以上のリストラと6500人を超える次世代リーダーの選抜や育成をされている方です。人材や採用に関してとても説得力がありますね。
読んでみた結論
この本を読むことで「自分軸」を知り、今まで以上に転職活動が有利に進められます。
また、いますぐ転職する、しないに関わらず自分をアップデートするきっかけになりビジネスパーソンにオススメの1冊です。「自分軸」というベースを見つけて成長し、市場価値に左右されない人材になる。このような内容になってます。
まず「自分軸」とは何か?
「自分軸」はキャリアを考えるベースです。
この自分軸をみつけると転職の時期や、資質が分かります。自分軸をみつけるには以下のサイクルにあてはめ、分析します。
分析ポイント
1.「事業のライフサイクル(導入、成長、安定、衰退・再展開)」の中で自分がフィットするフェーズはどこか?
2.「自分に合った居場所(業界、職種、社会)」はどこか。
3.1と2で絞った居場所で「自分のキャラ(資質)」で活躍し、成長する。
自分の得意とするフェーズや、成長する居場所が見えてきます。見えてきた所が自分らしく活躍できるところです。
※本書ページ:2章 キャリアは3つの視点で考える 94ページより
「転職がうまくいかない」といった対策に「自分軸」発見はオススメです。
自分軸をみつけて自己分析
「自分軸を知る事」で「いつでも転職できる」という人物になれるのです。「自分軸」は転職に必要なんだと知りました。
なぜなら自分軸をみつけることは、自己分析になるからです。
個人で活躍し、いつもで転職ができるということは「自分は何ができるのか?」が分かり企業にアピールできるからですよって「自分軸」を見つけ市場で活躍するための準備と力をつけましょう。
いつでも転職できる、という人物になれるのです。
「このまま会社にいてよいか?」は今の居場所を見ればわかります。
活躍しているフェーズをスライドさせる
事業のライフサイクルには
事業のライフサイクル
導入、成長、安定、衰退・再展開
といったフェーズがあります。
今の自分は、どこにフィットして活躍しているのか?を見極め、自分の得意とするフェーズを知ります。
そして、得意なフェーズを固定して他の会社に移る、というのがベストです。髙い待遇で入社できる可能性が高まります。
たとえば成長期で活躍していた人なら安定期に入ったところで転職をする。そして次の会社も成長期のところが良い、といった見極めです。
自分のキャリアはスライド
中途の場合ですが「どのフェーズで自分が活きるのか」が分かったら、同一業界で職種を基準にスライドするのが良いのです。
例えばITエンジニアならIT人事といった具合に。
なぜなら
ポイント
・職種経験があるので理解が早い。
・問題なく業務が進められる。
これらをもとにオリジナルとして高めることができるからです。
※本書ページ:第2章 居場所別、市場価値のあげかたはこれだ 120ページより
得意を見つけるには「自分のキャラ」をみつけよう。
周りに聞く事で分かる「自分」という「キャラ」
著者の松本さんは「あなたのキャラは周りの認知で決まる」とおっしゃってます。こちらも見つけ方があります。
キャラの見つけ方ポイント
1.自分は普段、どんな「ありがとう」を言われるかを思い出し、書き出す。
2.あなたに仕事を依頼してくる人に「私に頼む一番の理由」を聞く。
この方法によって、あなたのメインキャラが分かります。周りの意見というのは冷静で客観的、それが得意、不得意、癖などもわかるのでキャラが見つかるのです。
※本書ページ:3章 「ありがとうの声」を集めるとキャラが見えて来る 130ページより
その他にも
他にも本書には
ポイント
・自己アピールは「過去→現在→未来(意志・意欲)に一貫性をもたせる。
・相手が喜んでくれそうなこと、困っていそうなことを30個書き出す。
・転職しないときにやり続けること
などといったことが本書に書かれてます。
どれも具体的で実行しやすい内容ばかり。世界的な人材コンサルタント松本利明さんの考えがふんだんにもりこまれている本になってます。
社会人としてぜひご覧いただきたい内容の本です。